導入事例

ISO26262準拠に向けた取組みをツール面でサポート

株式会社ジェイテクト

業種 機械
事業内容 ステアリングシステム、軸受、工作機械などの製造・販売
事業紹介 自動車部品、軸受(ベアリング)、工作機械のシステムサプライヤーとして、世界に誇るナンバーワン商品、オンリーワン技術をお客様に供給。特に電動パワーステアリングにおいては世界に先駆け開発・量産に成功し、世界ナンバーワンのシェアを誇る。
導入部署 設計、生産技術部門
Webサイト http://www.jtekt.co.jp/

導入前の課題を教えてください。

機能安全への取り組み

高機能かつ高い安全性の自動車部品を開発するため、国際的な機能安全規格「ISO26262」が発行されています。弊社はISO26262への準拠を目指し、Application Lifecycle Managemenツール環境(以下「ALMツール」)を導入して要件管理やプロセス管理、構成管理を強化することにしました。また、ALMツールのワークフロー管理を活用することで、並行して進めていた車載系組み込みソフトウェア開発の業界標準プロセスモデルAutomotive-SPICE(A-SPICE)への準拠の推進にもつなげることができました。
このようにしてISO26262およびA-SPICEへの準拠を推進してきましたが、1つの問題が顕在化しました。

ガントチャートでの計画作成・管理がしたい

ALMツールを導入することで、ISO26262に準拠した要件管理やプロセス管理・構成管理が可能となることは見通せました。しかし、製品開発の現場における計画管理やリソース管理では、チームやメンバー間の擦り合わせが必要です。この日程管理について、従来はExcelに線表(ガントチャート)を引くことで管理していました。新しいシステムでもガントチャートで日程管理ができれば、現場も馴染みやすく、より有効な管理が実現できるだろうと考えました。
しかし、導入を予定していたALMツールには計画情報を管理する機能はありましたが、計画の立て方が従来の弊社のやり方とは異なり、操作性も開発現場の日程管理の用途を満足させるものではありませんでした。

こんな悩みもありました・・・

  • 実績工数データの精度が低かった

Excelで工数実績を集計していましたが、計画と実績を別に管理していたため、入力する粒度と計画の粒度に不整合が生じていました。そのため、分析や振り返り、次案件の見積根拠などには使いにくい状態でした。

TimeTracker FXをなぜ採用されたのですか?

ビジュアルな日程管理と使いやすい工数管理が現場のニーズにマッチ

ガントチャートによる日程管理ができる市販ツールを探していたところ、TimeTracker FXのことを知りました。TimeTracker FXはガントチャートによる計画管理・日程管理の機能があり、また操作性も良い点がまず気に入りました。さらに、工数や進捗の予実確認など、現場が必要とする管理機能や見える化機能も充実しており、柔軟で馴染み易い点が現場に受けるだろうことは想像できました。これなら従来のExcel管理と比較し、入力者や管理者に負担を掛けることなく運用できると感じ、本格的な評価を推進していくことになりました。

そもそも、「規格に準拠する」とは決められた通りに作業をこなしていくことではなく、「規格に準拠できるよう今ある仕組みを改善すること」、つまり「PDCAサイクルを回しながら、継続的に改善を進めること」だと考えています。その点、TimeTracker FXを使い、工数を基本とした実績を収集・分析することで、自分たちで改善ポイントを探し、改善サイクルを回していく活動がより促進されると考えています。

ガントチャートによる日程管理

どのように導入を進めましたか?

各ツールの長所を活かして連携運用

TimeTracker FXの特徴として、現場の事情を考慮した計画変更の容易さがありますが、製品開発の計画変更を容易に実施されては困ります。逆にALMツールでは、一度入力した計画を変更するにはルールに則った作業を実施する必要があり、製品開発の日程管理には適していました。このように、各ツールには長所・短所があります。
そのため、ALMツールとTimeTracker FXを連携し、データを相互にやり取りさせることで、各ツールの長所を活かして運用することにしました。現在のように要求が複雑化している中で、一つのツールで全てを実現するのは難しいことです。ツールを使う側が、各ツールの長所を上手く組み合わせて使い、自分たちの要求の満足に近づけることが必要だと考えています。

具体的な施策として、ALMツールでは製品開発日程を、TimeTracker FXでは現場の開発スケジュールを作成することにしました。そしてTimeTracker FXで工数や進捗率などの実績を入力し、ALMツールへ反映させることで、製品開発の日程管理と開発現場のスケジュール管理を両立させました。TimeTracker FXのAPIを活用しシステム間連携を実現する必要がありましたので、まずは小さく試験導入し、およそ半年をかけて相互に連携するシステムを構築しました。

ツール連携イメージ

どのような効果がありましたか?

製品目線・現場目線での日程管理ができるようになった

製品開発の日程管理はALMツールで、現場の日程管理はTimeTracker FXで行っており、各観点での進捗管理ができるようになりました。従来通りのガントチャートによる計画作成が実現できたことで、開発現場も抵抗感なく受け入れることができたようです。
また、もう1つのテーマであった開発現場でのPDCAサイクルについては、今はまだ計画と実績の予実差が表せるようになった段階であり、言わば「PD」までが実現できている段階です。今後、蓄積したデータを元に改善ポイントを見つけ、改善サイクルを回す活動に移る予定です。そうすることで、本当の意味でISO26262に準拠した組織開発体制となることができると考えています。

こんな効果もありました。

実績工数データの精度向上、成果物と工数の関連付けで見積精度が向上した

TimeTracker FXは計画と実績を一体で管理するため、実績工数データの精度が向上しました。また、ALMツールとTimeTracker FXの連携により、プロセス管理、構成管理と工数管理をシームレスに繋げられ、成果物と工数を関連付けることができるようになりました。これにより、ある案件での計画立案時、前案件の成果物と工数を参考にすることで、より精度の高い見積りができるようになりました。また、計画立案作業自体も楽に行えていると思います。

お客様コメント

株式会社ジェイテクト システム開発部第2開発室室長 益様

TimeTracker FXは開発現場が必要とする機能・品質が盛り込まれており、まさに「かゆいところに手が届く」ソフトだと感じています。これは、日本の開発現場から生まれた国産ソフトならではだと考えています。
まだ私たちがやりたいことすべてが実現できた訳ではないため、さらなるWeb APIの拡充などTimeTracker FXには期待を寄せています。

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